PaaS基盤ソフトウェアCloud Foundryの商用ディストリビューション「Pivotal CF」国内で販売開始。vSphere 5.0/vCloud Suite 5.1以降サポート
オープンソースとして開発されているPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」は、NTTコミュニケーションズがCloudn PaaSで採用し商用サービスを提供、楽天も社内のPaaS基盤ソフトウェアとして採用するなど、すでに商用利用可能な品質に達しているPaaS基盤ソフトウェアです。
Pivotalジャパンは、この「Cloud Foundry」の商用ディストリビューション「Pivotal CF」の国内販売を開始したと発表しました。
Pivotal CFを用いることで、企業内のデータセンターなどでPaaSを構築できるようになり、PHPやRuby、Javaといった言語によるアプリケーションの実行環境などを構築、提供できるようになります。PaaS管理製品の「Pivotal CF Operations manager」により、ダウンタイムなしのパッチ適用、サービス停止を伴わない運用管理も実現できるとのこと。
オプションとして、MySQLによるデータベースサービスを提供する「MySQL for Pivotal CF」、Hadoopによる大規模データ分析サービスを提供する「HD for Pivotal CF」、Rabbit MQによるメッセージブローカーを提供する「RabbitMQ for Pivotal CF」が用意されており、これらを用いることでアプリケーションから利用できるサービスが提供できます。
現在、VMware vSphere 5.0以降、もしくはvCloud Suite 5.1以降に対応。今後、そのほかのクラウドなどに対応予定。1ノードあたり年間282万8100円から。Pivotalのページから、評価版をダウンロード可能です。
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