プライベートクラウドにPaaSを構築、Cloud Foundryベースの「HP Helion Development Platform」、米HPがリリース
米ヒューレット・パッカードは、オープンソースのPaaS基盤ソフトウェアとして知られるCloud Foundryをベースにしたソフトウェア「HP Helion Development Platform」をリリースしました。
同時にクラウド基盤として利用するOpenStackの商用ディストリビューションとなる「HP Helion OpenStack」も発表されており、PaaSとなる「HP Helion Development Platform」は、このHP Helion OpenStackの上で稼働するようになっています。
MySQLのDBaaSを提供、Dockerにも対応
HP Helion Development PlatformのベースとなったCloud Foundryは、IBMのBluemixやNTTコミュニケーションズのCloudn PaaSにも使われているオープンソースのPaaS実装です。
HP Helion Development Platformでは対応言語として、Java、Ruby、Node.js、PHP、Python、Perlを用意。またデータベースサービス(DBaaS)としてMySQL、PostgreSQLのほか、RabbitMQ、Redis、Memcacheにも対応。
また、OpenStackにもDBaaS機能があり(コード名Trove)、HP Helion OpenStackとしてもMySQLのDBaaSを提供。OpenStack Swiftをベースにした分散オブジェクトストレージの「HP Helion Content Depot」も提供。さらにDockerにも対応しコンテナベースでの開発も実現すると説明されています。
HPはソフトウェアの提供と同時に24時間365日のサポートおよびHPのサーバやストレージなどハードウェアとの組み合わせ、マネージドサービスなども提供すると発表しています。
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