米オラクル、Oracle DatabaseのデータをOracle Cloudにバックアップする「Oracle Database Backup」提供開始
米オラクルはOracle Cloudの新機能として、オンプレミスで運用されているOracle Databaseのバックアップをクラウドで行うOracle Database Backupサービスを開始したと発表しました。
Oracle Database Backupサービスは、オンプレミス側でデータを暗号化、圧縮してクラウドへ転送することで、データベース上のデータを安全に運用できるようにするためのサービス。
Tightly integrated with Oracle Recovery Manager (RMAN), Oracle Database Backup Service enables customers to continue using the familiar RMAN commands for seamlessly and securely performing backup and recovery operations between on-premises Oracle Databases and the Oracle Cloud.
Oracle Recovery Manager(RMAN)と密接に統合されており、Oracle Database Backupサービスはお客様が使い慣れたRMANコマンドをそのまま使って、シームレスかつ安全にバックアップとリカバリーの操作をオンプレミスのOracle DatabaseとOracle Cloudのあいだで行えるようにします。
(プレスリリースから引用)
3重の冗長化や保存データの自動修復など
Oracle Database Backupは、以下の主な特徴を備えています。
キャパシティオンデマンド
必要に応じて容量を追加購入できる
暗号化と圧縮
RMANがバックアップ内容を暗号化、圧縮
プライバシー配慮
クラウドに保存されたデータは以後、他の場所へと地理的に移動しない
冗長化
データは3重にミラーリングされて保存
自動修復
保存されたデータはつねにモニタされている
自動廃棄
保存されたデータが不要になれば自動的に廃棄される
米オラクルは合わせてストレージサービスとなる「Oracle Storage Cloud」も開始しています。これはデータをOpenStackのSwift互換API、Java API、REST API経由でクラウドへ保存できるサービスです。
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