[PR]日本企業向けの統合監視ソリューション「MIRACLE ZBX」に高可用性監視サーバ登場、今後はスケールアウト実現やRedmine、fluentdなどと連係へ

2014年3月10日

仮想サーバやクラウドの利用が広がる中で、これら基盤システムで稼働する大量のサーバに対してきちんと運用監視を行う仕組みの重要性が高まってきています。その運用監視を行うツールの1つとしてよく知られているのが、オープンソースで開発されている「Zabbix」(ザビックス)です。

Zabbixは、Webブラウザから設定や監視が行える操作性の良さと、ZabbixエージェントやSNMP、PingやTCPポートなどさまざまな監視機能を備えることでLinuxはもちろん、Windows Server、Solaris、AIX、HP-UXなどを含むさまざまなプラットフォームに対してログやプロセス、CPU、メモリ、ストレージなど幅広い監視が行えるのが特徴。データセンター規模の監視も可能です。

ミラクル・リナックスは、そのZabbixと互換性を保ちつつ拡張や修正を施した独自の統合監視ソフトウェアと関連ソフトウェアをまとめた統合ソリューション「MIRACLE ZBX」(ミラクル・ゼットビーエックス)シリーズを展開しています。ソフトウェアの提供と商用サポートはもちろん、アプライアンスの提供、導入支援、トレーニングなどを含んでいます。

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同社代表取締役社長 児玉崇氏は、MIRACLE ZBXシリーズのコンセプトを「日本のお客様のために、さまざまな開発やサービスを展開していく」としており、日本のLinuxディストリビューションベンダーとして知られる同社の強みを積極的に投入していることを強調します。

都内でイベント「MIRACLE ZBX FORUM 2014」を開催

「MIRACLE ZBX WORKS」は、ミラクル・リナックスと協力してMIRACLE ZBXの開発や販売、教育、サポート、メンテナンスなどを行うパートナープログラムで、現在約30社が加盟。2月14日には都内でイベント「MIRACLE ZBX FORUM 2014」が開催されました。

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同社 エンタープライズビジネス本部 執行役員本部長 鈴木庸陛氏は、「私どもの強みは堅いサポート、シーズやニーズをもとにした製品開発」としたうえで、「ZabbixとMIRACLE ZBXパッケージは何が違うのですか? とよく聞かれます。まずポリシーとして、MIRACLE ZBXパッケージはコミュニティ版のZabbixと互換性を保っているので、入れ替えてもそのまま使えます。さらにMIRACLE ZBXでは、日本のお客様からの要望に対応した機能を追加しています。例えば、管理画面に表示されているグラフをCSVに出力したい、という要望があって対応しました」

1つのバージョンを10年サポート、企業も安心して使える

鈴木氏は、同社のサポート体制についても言及。「例えばZabbixのバグに遭遇してしまったとき、最新版で修正されているけれども運用上メジャーバージョンアップはしたくない、ということはよくあると思います。MIRACLE ZBXパッケージでは最新版で修正されたバグを過去のバージョンに適用するバックポートのパッチも提供しています。また、オープンソースソフトウェアを利用したいけれどもメーカー保証もほしい、という要望にも対応します」

さらに「1つのバージョンに対して10年サポートします」と、特に企業向けのニーズに応えたサポート体制が用意されていることで、お客様もパートナーも安心して扱えることを付け加えました。

当初、MIRACLE ZBXシリーズのお客様の多くは、自社で多くのサーバを運用しているIT系企業が中心でしたが、最近では変化が起きていると鈴木氏。「2010年頃から非IT系のユーザー企業での採用が増えています。『ITのことはよく分からないが、これまでのシステムより安くできるらしい』という期待を持たれているようです」

ユーザー企業への製品展開として同社が提案するのは、「新しい機能が使えるメリットに加えて、利用実績が豊富で安定したバージョンと、安心して使える長期保証や国内で完結するサポート体制です」(鈴木氏)。それがMIRACLE ZBXパッケージであり、同社はその方向性への発展に向けて2つの製品展開を明らかにしました。

アプライアンス製品の「統合監視サーバ MIRACLE ZBX8200」と、ミラクル・リナックスが中心となって開発しているオープンソースソフトウェアの監視統合ビューア「Hatohol」(ハトホル)です。

すぐに導入できる統合監視サーバの新機種発表

MIRACLE ZBXシリーズのアプライアンス新製品「統合監視サーバ MIRACLE ZBX8200」は、あらかじめサーバのハードウェアに、OS、データベース、MIRACLE ZBXパッケージ、関連ソフトウェアなど必要なもの一式がすべてインストールされた状態で出荷される製品です。

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サーバ自体を監視する機能を入れて信頼性を高めたほか、クラスタ構成も可能なため高可用性構成も可能。監視対象としてサーバ1000台もしくは10万項目の監視に対応します。

MIRACLE ZBXシリーズには同製品以外にも性能別に3種類のアプライアンス製品および1つの仮想アプライアンスが提供されています。アプライアンスを利用することで、インストール作業や設定作業などの手間を省き、すぐに導入が開始できるだけでなく、あらかじめハードウェア、OS、データベース、MIRACLE ZBXパッケージなどが最適化された状態で導入されているため、安定動作と高い性能を得ることができます。

さらに、ミラクル・リナックスによってワンストップでサポートが提供される点も大きな利点でしょう。問題が発生したときに、その原因がOSにあるのかデータベースにあるのかMIRACLE ZBXパッケージにあるのか、といった切り分けをユーザーがする必要なく、ミラクル・リナックスがトータルでサポートを提供します。

このアプライアンス製品MIRACLE ZBX8200は、富士通とMIRACLE ZBX WORKSパートナーであるPFUの協力で作られたものです。

ほかにもMIRACLE ZBXシリーズではSRA OSSの協力によるPostgreSQL対応や、システム・テクノロジー・アイによる教育や研修、そのほかメンテナンスパートナーや再販パートナーなど、多数のMIRACLE ZBX WORKSパートナーが存在し、エコシステムを構築しているおかげで、多様なニーズに応えられるソリューションの提供が可能になっています。

Hatoholと外部ツールの連携でより強力な統合管理システムへ

Hatohol」は、複数のZabbixやNagiosサーバを一元的に見せる監視統合ビューア。ZabbixやNagiosなどの複数の監視サーバをまとめてスケールアウト展開できます。これにより、監視対象が増えた場合には新たにZabbixやNagiosサーバを追加していくだけで簡単に規模を大きくしていくことができるようになります。

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さらに、分散して存在するデータセンターなど複数拠点の監視を一元的にまとめて見ることができ、あるいはオンプレミスとクラウドをまとめて監視するといったことができます。

ミラクル・リナックスではHatoholの連係をZabbixやNagios以外にも広げる方向です。例えば、MIRACLE ZBX WORKSの一員でもあるホロンテクノロジーと協力してジョブ管理についてHinemosと連係、インシデント管理をRedmineと、ログ管理をfluentdなどと連係することで、より強力な統合管理システムを目指すとしています。

製品展開とエコシステムによる統合監視ソリューション

MIRACLE ZBXシリーズは、長期にわたるメンテナンスとワンストップサポートの提供、そしてアプライアンスやスケールアウトといった製品展開がミラクル・リナックスによって行われます。

これに加え、MIRACLE ZBX WORKSパートナーによるエコシステムによる多彩なソリューションが展開されることで、さらに日本の企業にとって魅力的な統合監視ソリューションが実現されていくことでしょう。

(本記事はミラクル・リナックス提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
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