JavaScriptでOfficeやPDF文書をWebページに埋め込む「BoxView」をBoxが発表
DropboxやOneDrive(旧SkyDrive)のようなクラウドストレージサービスを提供するBoxが、WebページにOffice文書やPDF文書を貼り付けられる新機能「BoxView」を発表しました。
BoxViewは、Box内に保存したファイルを変換し、APIで呼び出せるというもの。JavaScriptによるビューアを使うことでWebページに貼り付けられるほか、モバイルアプリケーションなどからもAPI経由で利用できます。
Webページへの貼り付けは、あらかじめデベロッパートークンや対象ドキュメントのセッションIDなどを取得する必要があるため、SlideShareなどのようなサービスと較べると手間がかかりますが、Boxの共有範囲のみといった制限ができること、APIによりアプリケーションからも利用できる点などが特徴。
Boxは同社のクラウドストレージサービスを企業向けサービスとして展開しようとしており、APIの提供も、クラウドストレージをベースとしたサードパーティアプリケーションの展開を想定したものです。BoxViewもそうした企業向けアプリケーションプラットフォームを指向したものになっています。
クラウドストレージサービスはDropbox、OneDrive、Google Driveなどのライバルがひしめく中で、Boxは企業向けのアプリケーションプラットフォームとして同社のクラウドストレージを位置づけようとしています。