[速報]JavaOne 2014開幕。Javaの進化がアプリケーションを速くする
米サンフランシスコで9月28日(日本時間で本日29日早朝)、「JavaOne 2014」が開幕しました。
Java SE 8が今年リリースされ、Java EE 7は昨年リリースされたタイミングでの今年の基調講演は、まだ次バージョンの議論が始まったばかりということもあって現バージョンの内容をあらためて振り返る話が中心になりました。基調講演の内容をJava SE、Java EEに焦点を当ててダイジェストで紹介します。
性能向上などを果たしたJava 8
JDK 8はインターナショナライぜーション、セキュリティなど多くの改善点がある。
特にLambdaはJavaプログラマにとって、言語への見方を根本的に変えるような大きな変化だ。Java言語にとってもJavaライブラリにとってもモダナイジングを実現し、プログラミングモデルを大きくアップグレードする。
Java 8の性能は向上しており、新しいコードを使っていないプログラムであっても下位のレベルで改善が効いているため、コードを変更しなくとも性能向上の効果が得られるだろう。
Javaが進化することでハードウェアの進化をつねに取り込んでいけるため、その上で走るアプリケーションはつねに最新のハードウェア、ソフトウェアの恩恵を受けていく。
Java EE 7リリースとその未来について
昨年リリースしたJava EE 7は、POJOベースの開発、バッチ処理対応のようなエンタープライズ対応などを実現した。
次のJava EE 8では、HTTPがHTTP 2.0に進化しようとしており、これに対応する。またXMLからJSONへの切り替えも進んでおり、JSONドキュメントの生成や利用にも対応する。ただしこれらはまだ仕様策定の過程で承認されたものではなく、議論は始まったばかりだ。
Java EEは引き続きデベロッパーが使いやすく、HTMLのような最新技術への対応を続けていく。
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