コーラを飲むエリソン氏とJavaOneに帰ってきたゴスリング氏
先週末に閉幕したOracle OpenWorld 2014とJavaOne 2014。Publickeyでは何本か記事でその内容を紹介しました。ここではちょっとこぼれ話を。
- [速報]Oracle OpenWorld 2014開幕。クラウドをAmazonクラウドやGoogleと同じ価格で提供するとエリソン氏が明言
- [速報]オラクル、ボタン1つでOracleデータベースをクラウドへ移行できる新しいDBaaSを発表。Oracle OpenWorld 2014
- [速報]JavaOne 2014開幕。Javaの進化がアプリケーションを速くする
Oracle OpenWorld 2014の直前に発表されたのが、エリソン氏のオラクルCEO退任というビッグニュースでした。しかしOracle OpenWorld 2014に登場したエリソンは、そんなことは気にしていないとでも言うように、特に挨拶もなくまったくいつも通りに登場し、いつも通りに講演をこなしていたように見えます。
基調講演の途中でコーラを飲むエリソン氏
しかし、もう何年もずっとエリソン氏の講演を見続けてきた僕の目には1つだけ、エリソン氏がいつもと違うことをしている点に気がつきました。基調講演の壇上にコーラが用意されていて、エリソン氏はときどき舞台の中央から端まで歩いて行ってコーラを飲んでいたのです。
「このステージは広すぎて、端まで歩いて行くのも大変だよ」なんて軽口を叩きながら、基調講演の途中でなんどもごくごくとコーラを飲んでいました。
エリソン氏に詳しい知り合いの方も壇上でコーラを飲むのは「はじめてだと思います」と言っていたので、本当にはじめてなんだろうと思います。CEOの肩書きが外れて、いままで以上にリラックスしたから、なんでしょうか。
JavaOneに戻ってきたゴスリング氏
JavaOneの方では、あまり話題になりませんでしたがコミュニティキーノートにJavaの父とも言われるジェームズ・ゴスリング氏が登壇しました。サン・マイクロシステムズが買収されたあとオラクルを辞めてからJavaOneの舞台に立つのは初めてじゃないですかね。(追記:初めてではなかったようです、昨年も、一昨年も登場していたとのことでした。複数の方からご指摘いただきました、すいません。ご指摘ありがとうございます。)
Javaができた頃、まだOakと呼ばれていた思い出話をしていたようです。というのも、いまのJavaは(IoT)Internet of Thingsが大きなテーマの1つ。そしてJavaはもともとセットトップボックスなど、組み込みなどの用途を想定したので、そうしたつながりを意識した話だったように思います(実は詳しく話を聞いてないのです……)
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