次期Internet Explorerの機能を先行試用できる「Internet Explorer Developer Channel」が公開。ゲームパッドAPI、自動テスト用APIのWebDriverなど搭載
マイクロソフトは、同社が現在開発中の次期Internet Explorerに搭載予定となっている新機能を、Webデベロッパーが先行して利用できる開発者向けのInternet Explorerのバージョン「Internet Explorer Developer Channel」を発表しました。
「Internet Explorer Developer Channel」は、Web開発者が現在開発中の新機能をいちはやく試してその技術を評価したり、あるいはマイクロフトにフィードバックするためのものです。
コードの変更と仮想化技術を利用し、既存のInternet Explorer 11と併存が可能になっています。
Internet Explorer Developer Channelでの主な追加機能
現在公開されているInternet Explorer Developer Channelは、Internet Explorer 11の全機能に加えて以下の主な新機能が追加されています。
WebGLサポート
ブラウザ内で3次元画像を高速に表示するための仕様。すでに既存のInternet Explorer 11でWebGLのサポートが行われているが、機能追加などによる性能向上が図られている。
Gamepad API
Webブラウザの操作デバイスとして、ゲームマシンのコントローラのようなデバイスを使えるようにするための仕様。(参考:W3C、ゲームコントローラ対応の標準仕様「Gamepad API」のドラフトを公開)
WebDriver
Webアプリケーションの自動テストを実現するためのAPI。もともとSeleniumというJavaScriptによる自動テストツールの機能を標準化してWebブラウザに取り込むべく、W3Cが標準化を進めている。(参考:JavaScriptテスト自動化ツールSeleniumのこれまでとこれから(前編)。第1回 日本Seleniumユーザーコミュニティ勉強会)
F12ツール
開発者向けのF12ツールも、UI、DOMエクスプローラ、デバッガーなど多くの面で強化されている。
あわせて読みたい
Facebook、オープンハードなスイッチ「Wedge」と、対応Linux OS「FBOSS」を発表
≪前の記事
クラウドでSSDストレージ提供が広がる。Google Cloud Platform、Amazonクラウドが相次いでSSDベースのストレージ提供開始