[速報]Google、「Managed Virtual Machines」発表。Google App Engine内で仮想マシンを管理
Google App EngineのようなPaaSは、運用の手間をかけることなくスケーラブルな環境を利用できる一方で、PaaSが提供する言語や環境という制約を受け入れる必要があります。一方で、自由にOSやプログラミング言語、実行系を選択できるIaaSでは、スケーラブルなアーキテクチャを開発者が構築、運用する必要があります。
PaaSによるマネージドな環境とIaaSの柔軟性を両立させようというのが、Googleが3月25日(日本時間3月26日早朝)に開催したイベント「Google Cloud Platform Live」で発表した「Managed Virtual Machines」です。
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これはGoogle App Engineの環境の下で仮想マシンを走らせることにより、仮想マシンの面倒をApp Engineが見てくれるというもの。仮想マシンの構成は開発者が自由に行えます。
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App Engineが仮想マシンの面倒も見てくれる
利用するにはApp Engineの設定ファイルにManaged Virtual Machineを有効にするための設定を記入します。VMタグをTrueにし、マシンタイプやインストールするアプリケーションをapt get installコマンドで指定すること、通信ポート番号、インスタンス数などが記述されています。
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これでApp Engineは仮想サーバをデプロイし、モニタリング、ロードバランス、障害発生などにも対応してくれるようになります。
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既存のApp Engineのアーキテクチャ内でManaged Virtual Machinesも運用されています。
Google Cloud Platform Live 2014
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