Google、ChromeアプリをiOS/Androidアプリに変換するツールと方法を公開。Apache Cordova、Node.jsなどを連係
WebブラウザであるGoogleのChromeに対応したアプリケーション「Chrome Apps」を、iOSやAndroidに対応し、単独でオフラインでも動作するモバイルアプリケーションへ変換する方法が、The Chromium Blogにポストされたエントリ「Run Chrome Apps on mobile using Apache Cordova」で公開されています。
Chrome AppsはHTML/CSS/JavaScriptで開発するアプリケーションであり、ChromeのAPIを用いてオフライン動作や認証など、Webアプリケーションよりも高度な動作が可能になっています。
このChrome Appsをモバイルアプリケーションへ変換できるようにすることで、GoogleのChromeがモバイルのアプリケーションプラットフォームとしてより活用しやすくなるとみられます。
Apache CordovaとNode.jsをインストール
Chrome Appsをモバイルアプリケーションへ変換する方法は、Github上の「Run Chrome Apps on mobile using Apache Cordova」に詳しく書いてありますが、おおよそ次のような手順になっています。
- Windows、OS X、LinuxなどにNode.jsをインストールする。
- ターゲットがAndroidであればJDK 7とAndroid SDK、Apache Antをインストール
- ターゲットがiOSであれば、Xcode 5、デプロイツールのios-deploy、シミュレータのios-simをインストールし、iOSデベロッパー登録を行う
- ツールチェーンを実行するccaコマンドををインストール
ここまでが関連ツールのインストールです。続いて開発からビルドまで
- ccaコマンドでプロジェクト作成
- ccaコマンド経由でAndroidやiOSの開発ツールを利用して開発、デバッグ
- ccaコマンド経由でビルド
当然ながら、開発されたモバイルアプリケーションはApp Storeなどで公開可能になっています。
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