Googleが企業向けの「Chromebooks for Work」強化。年50ドル、シングルサインオン対応など
Googleが開発した、WebブラウザとWebアプリケーションの利用にフォーカスしたデバイスのChromebook。GoogleはこのChromebookの企業向け利用プログラムである「Chromebooks for Work」の機能強化と新しい料金プランを発表しました。
Chromebooks for Workでは、あらかじめ設定済みのGmailやGoogleドライブなどのアプリケーションの提供、24時間サポートのほか、企業がChrombookのユーザーやデバイス、アプリケーションを一元管理するための機能などが提供されています。
今回発表された新機能ではSAMLを利用したシングルサインオンに対応。マイクロソフトのActive Directory Federation Services(AD FS)など、すでに企業内のディレクトリサービスなどによってユーザーが管理されている場合、Chromebookのユーザー管理をそれと統合できるようになりました。また個人アカウントと仕事用のアカウントをすぐ切り替えられるマルチプルサインイン機能も追加されました。
また802.1X EAP-TLSワイヤレスネットワークへのアクセスためのクライアント認証を簡単に発行する機能も追加。
仮想デスクトップを提供するシトリックスは、Chromebookに特化したネイティブアプリでGoogle Cloud Printにも対応した「Ctrix Reciever optimized for Chromebooks」の提供も発表しています。
デバイス当たり年額50ドルのサブスクリプション
Chromebooks for Workは新価格としてデバイス当たり年額50ドルの年間サブスクリプションの提供も開始。ライセンスポータビリティにより、契約中にデバイスを変更してもライセンスが引き継がれるようになっています。ただし新価格は現在のところ米国とカナダのみで、今後他の地域にも適用していくとのことです。
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