[速報]Google Container Engine発表。Dockerコンテナを実行しKubernetesで管理するクラウドサービス
Googleは11月4日(日本時間5日)、サンフランシスコでイベント「Google Cloud Platform Live」を開催。Dockerコンテナ上でアプリケーションを実行し、それをKubernetesで管理するクラウドサービス、「Google Container Engine」(略称はGKE。Google Compute Engineの略称GCEとかぶるためにGKEになったのだと思われます)を発表しました。
これまでIaaS型のクラウドでアプリケーションを実行するには、仮想マシンのインスタンスを起動し、OSをインストールし、ネットワーク環境などを設定したうえでアプリケーションをインストールする、といった手順を踏む必要がありました。
Google Container Engineは仮想マシンではなくDockerコンテナを提供するクラウドサービス。Dockerイメージを展開することで、仮想マシンよりも容易かつ素早くアプリケーションをクラウドで実行できます。
Google Container Engineには最初からKubernetesによるDockerコンテナの管理機能が備わっているため、Dockerイメージの複数ノードへの展開、クラスタとして複数ノードの起動や状態の監視、クラスタに対するリクエストのルーティングなどはKubernetesの機能を利用できます。
Googleはすでに同社のクラウドサービスは全てコンテナの上で稼働しており、毎週20億ものコンテナを起動していることを明らかにしています。Google Container Engineは、同社がそこから学んだものをベースに構築したものだとのこと。
Google Container Engineは今日からアルファ公開で誰でも利用可能。価格などは後日発表予定。
Cloud Platform Live
- [速報]Google Container Engine発表。Dockerコンテナを実行しKubernetesで管理するクラウドサービス
- [速報]Google Compute Engine Autoscaler発表。わずか数分で千インスタンスをスケーラブルに伸縮
- [速報]Google App EngineのManaged VMもDocker対応。事実上どんな言語のランタイムも使えるPaaSに
- Google Cloud Debugger発表。クラウド上でアプリケーションの変数の値をチェック可能に。ログの統合やレスポンスの統計機能も
- Google、クラウドとオンプレミスを接続する「Google Cloud Interconnect」発表。専用線、キャリア接続、VPN接続に対応
関連記事
あわせて読みたい
[速報]Google Compute Engine Autoscaler発表。わずか数分で千インスタンスをスケーラブルに伸縮
≪前の記事
「jQuery 2.x→jQuery 3.0」「jQuery 1.x→jQuery Compat 3.0」に。jQueryが新名称と新バージョンへ