[速報]Google App EngineのManaged VMもDocker対応。事実上どんな言語のランタイムも使えるPaaSに
Googleは11月4日(日本時間5日)、サンフランシスコでイベント「Google Cloud Platform Live」を開催。同社のPaaS型クラウドサービスであるGoogle App Engineの機能「Managed VM」でのDockerサポートを発表しました。
Google App EngineのManaged VMとは、Google App Engineの環境下で仮想マシンを走らせることで、仮想マシンの面倒をApp Engineが見てくれるというもの。仮想マシンの構成は開発者が自由に行える一方、負荷が高くなったときのスケールアウトやロードバランス、負荷が減ったときのスケールイン、サーバが落ちたときのフェイルオーバーといった運用をすべてクラウドに任せることができるため、開発者はアプリケーションの開発に集中できます。
Managed VMは今年の3月に発表されましたが、今回そのManaged VMでDockerをサポートすることが新たに発表されました。
Dockerコンテナ上に任意の言語のランタイムを備えたDockerイメージをデプロイすることで、事実上どんな言語のランタイムもGoogle App Engineが面倒を見てくれることになります。例えば、Google App EngineがサポートしていないNode.jsもManaged VM上のDokcerコンテナに載せれば利用可能です。
Docker対応のManaged VMは、本日からベータ版として一般公開です。
さらなる値下げ、クラウドデバッグ機能なども発表
Googleは今回のCloud Platform Liveで、ほかにもさらなるクラウドの値下げ、Cloud Interconnect、クラウドデバッガなど発表も行っています。
これらについては別途紹介する予定です。
Cloud Platform Live
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