Gmail、2013年の可用性は稼働率99.978%、年間ダウンタイム2時間以内だったとGoogleが明らかに
Googleはセキュリティへの取り組みとして、先週のOfficial Gmail Blogにポストされた記事「Staying at the forefront of email security and reliability: HTTPS-only and 99.978% availability」で2つのことを明らかにしました。
全経路をHTTPS化
1つは、これまでブラウザとサーバ間だけだったHTTPS通信を、Googleのデータセンター間の通信にも採用したということ。上記ブログから引用します。
This ensures that your messages are safe not only when they move between you and Gmail's servers, but also as they move between Google's data centers—something we made a top priority after last summer’s revelations.
このことは、あなたのメッセージがあなたとGmailサーバ間の通信が安全なだけでなく、Googleのデータセンター間においても安全であることを確実にします。これは昨夏に明らかになった件以降、私たちの最優先事項でした。
昨夏に明らかになった件というのは、米国の諜報機関がインターネットを盗聴していた問題でしょう。全経路がHTTPSになったことで、インターネット上の盗聴に対してもより高い安全性を実現したということになります。
稼働率99.978%
もう1つは昨年のGmailの可用性についてです。1年を通しての稼働率は99.978%で、これはダウンタイムにして2時間以内だったことを明らかにしています。
In 2013, Gmail was available 99.978% of the time, which averages to less than two hours of disruption for a user for the entire year.
2013年、Gmailは99.978%の稼働率で、これは年間を通して2時間以内の故障時間だったことになります。
Googleはユーザーに対しても、より高いセキュリティを実現できるように、堅牢なパスワードや二段階認証の利用を勧めています。
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