FluentdがKubernetesの標準ログ収集ツールとして採用
Googleがオープンソースとして公開したKubernetesは、コンテナ型仮想化ソフトウェアのDockerを管理するツールです。開発プロジェクトにはDocker、RedHat、IBM、VMware、マイクロソフトなど多数の企業が参加を表明しています。
Kubernetesは、複数のDockerコンテナにまとめてアプリケーションをデプロイし、設定を行い、稼働状況を監視、管理し、サービスへのトラフィックをルーティングするなど、クラスタとしてDockerを運用するための多くの機能を備えています。
このKubernetesで使われる標準のログ収集ツールとして、オープンソースのfluentdが採用されたことが明らかになりました。下記はそれを伝えるGoogle佐藤氏のツイート。
fluentdがKubernetesの標準ログコレクタに採用されたぜ!!! https://t.co/V8VDM4IE7e pic.twitter.com/jQxBJMtIuI
— Kazunori Sato (@kazunori_279) 2014, 11月 10
flutendがKubernetesに標準で組み込まれるため、kubernetesのコンフィグレーションで「FLUENTD_ELASTICSEARCH=true」を設定すると、同一サーバ上で稼働しているDockerコンテナをまとめた「Pod」単位で、fluentdが全コンテナから集めたログをElasticsearchインスタンスに流し込んでくれるようになります。
fluentdは日本人がシリコンバレーで起業したトレジャーデータの開発者およびコミュニティベースによって開発されているログ収集ツールです。軽量かつプラガブルなため、さまざまなアプリケーションに対応してログを収集し、出力することができます。
あわせて読みたい
国内PaaS市場、シェア1位はセールスフォース・ドットコム、2位Amazonクラウド、3位マイクロソフト。年平均30%以上の成長が続く。IDC Japan
≪前の記事
VMwareの技術担当VPがDockerへ、グローバルな開発チームの責任者に