Excel方眼紙をWebアプリ化する「Forguncy」(フォーガンシー)がついに発売。無料評価版も公開
Excelのセルを方眼紙のように細かくして緻密にレイアウトされたワークシートは、いわゆる「Excel方眼紙」と呼ばれています。見た目と印刷用レイアウトを重視するあまり、文字間隔を調整するために文字と文字の間にセルが入っていてたり、複数のセルを結合していたりするため、データの再利用が困難なワークシートです。
グレープシティはこの方眼紙ワークシートをWebアプリケーションのフォームに変換することでWebアプリケーション化し、業務アプリケーションを生成できる「Forguncy」(フォーガンシー)を10月15日に発売すると発表しました。
レイアウトは活かしてデータとビューを分離
ForguncyでExcelワークシートを読み込むと、そのレイアウトを反映したWebページを生成してくれます。
これにForguncy上であらためて、Forguncyで管理しているデータベースのデータ項目と表示位置を関連づけすることで、Excel方眼紙の問題点であったビューによってデータの再利用が妨げられている点を解決しています。
ForguncyのWebページでもほとんどのExcel関数がそのまま使えるため、凝ったExcelのレイアウト機能や修飾機能、書式などに加え、計算式を詰め込んだ高度なExcelワークシートをWebアプリケーションに変換して利用できます。
Forguncyが管理するデータベースは、ExcelやAccessなどからインポート可能。
Forguncy Serverのインストールも用意
ForguncyはWebアプリケーションとして動作するため、Forguncy ServerもしくはForguncy Server Liteのインストールが必要になります。これらはインストールするだけでInternet Information ServerやApacheなどのWebサーバやデータベースなどの特別設定なしに、WebブラウザからForguncyが利用可能になります。
2015年に発売予定のForguncy Proでは、バックエンドデータベースにOracle DatabaseやSQL Serverとの接続も予定(読み取り専用)。基幹システムのデータとの連係が容易になります。また、ForguncyのWebアプリケーションにスクリプトを埋め込んで独自の複雑な機能も追加できるようになるとのことです。
Forguncyは開発ライセンスが1つ含まれるミニマムパックが9万2500円から。無償評価版の公開も行われています。
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