サトヤ・ナデラ氏。マイクロソフト新CEOとして最初のインタビュー。46歳、まず社内でイノベーションの障害になるものを取り除いていく
マイクロソフトの新CEOにサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)氏が就任したことは、すでに国内外のニュースで大きく報道されています。
そのナデラ氏がマイクロソフトのキャンパス内で(おそらくマイクロソフト社内のスタッフに)インタビューされている動画が、マイクロソフト公式動画として公開されています。
ナデラ氏がこれからマイクロソフトをどう変えていこうと考えているのか、具体的な話はまだ語られてはいませんが、ナデラ氏の人物像と方向性の片鱗がうかがえるインタビューになっています。
インタビューの内容からポイントだけを訳してみました。
Satya Nadella: His first interview as CEO of Microsoft
──── サトヤ・ナデラとはどんな人物ですか?
46歳で、マイクロソフトでは22年働いてきました。高校時代に知り合った妻との間に子供が3人います。
学ぶことが大好きで、新しいことにわくわくし、読む以上に本を買い込んでしまいますし、最後までいかないオンラインセミナーにもたくさん申し込んでしまいます。素晴らしい働きをする人たちや新しい考え方に触れるといったことに、本当に心を動かされます。
──── この仕事をオファーされ、それを受けたときの心境は?
Honored(光栄で)、 Humble(かしこまり)、 Excited(興奮した)。 この3つが心に浮かびました。
──── CEOになって、まず重視することはなんですか?
まず最初にフォーカスしたいのは、イノベーションの障害になるもの全てを取り除いていく、ということです。そのうえで、マイクロソフトだからできるという分野のイノベーションを前進させていきたいと思っています。
そうした中で、私たちの誰もがみな取り組んでいる仕事の意味、深い意味と言ったものを見いだせるようになってほしいと思っています。
──── マイクロソフトにはどんな可能性があるとあなたは考えているのでしょう?
世界はモバイルファースト、クラウドファーストへ向かっています。それはつまりあらゆるものがデジタルになっていくということであり、ソフトウェアドリブンになるということです。
だからそこには無限の可能性がある、そのなかで私たちができる貢献というのをしていかなくてはなりません。
──── 最後の質問です。マイクロソフトはどのように成功していくとお考えですか?
私たちは、もっとも優れた人材や資産を有する企業の1つです。このことと、世界がよりソフトウェアによって動いていくという事実を組み合わせれば、この会社こそ、世界を変えるための最高のプラットフォームであると考えています。
ビル・ゲイツ氏、スティーブ・バルマー氏らのメッセージ
マイクロソフトは同時にビル・ゲイツ氏やスティーブ・バルマー氏のメッセージも動画で公開しています。
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