「C++14の標準化が完了」、Standard C++ Foundationが表明
C++14の標準化作業を進めていたStandard C++ Foundationは、8月8日付けのブログ「We have C++14!」の冒頭で「C++14 is done!」と書き、C++14の標準化作業が完了したことを明らかにしました。
今後、スペルミスなど細かい修正の後、ISOへ送られるとのことです。上記ブログから引用します。
Today, we received the notification that the ballot was unanimously successful, and therefore we can proceed to publication. We will perform some final editorial tweaks, on the order of fixing a few spelling typos and accidentally dropped words, and then transmit the document to ISO for publication this year as the brand new International Standard ISO/IEC 14882:2014(E) Programming Language C++, a.k.a. C++14.
今日、投票は満場一致により成功したとの連絡を受けた。これにより私たちは発行作業へと進むことができる。この後はスペルミスや単語抜けなどの対応といった細かな編集作業をし、ISOへドキュメントを送付し、今年をもって新しい国際標準となるISO/IEC 14882:2014(E)プログラミング言語、いわゆるC++14の発行となる。
C++14はC++11の次のバージョンとして2014年をターゲットにしたためC++14と呼ばれていたようですが、予定通り2014年の発行となりました。
C++14の新機能については、以下の記事などで紹介されています。
これらに目を通してみると(細かいところは分からないのですが……)、二進数リテラル、桁区切り記号、サイズを指定したメモリ解放などが主な新機能のようです。
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