マイクロソフト、リアルタイム分析のApache Stormをクラウドサービスで提供へ。Azure HDInsightに追加
マイクロソフトは同社のクラウドサービスであるMicrosoft Azureで、Hadoopをベースとしたマネージドサービスである「HDInsight」を提供しています。このHDInsightに、Hadoopによるバッチ処理に加えて、ほぼリアルタイムで大規模なデータ分析を実現するApache Stormをベースにしたサービスを追加すると発表しました。現在プレビュー公開中。
Hadoopは大規模なデータ分析を得意としていますが、基本的にはバッチ処理を行うように作られているため、流入するデータを次々に分析するようなリアルタイムに近い分析処理は得意ではありません。一方でApache Stormは短期間にデータ分析を次々に行う、いわゆるニアリアルタイムを得意としています。
Apache Stoemのニアリアルタイム分析によって、Internet of Things(IoT)で想定されるような大量のセンサーから次々に流入し続けるデータをニアリアルタイムで分析して結果を参照するといったことが可能になります。
IoTをにらみ、リアルタイム分析サービス相次ぐ
主要な各クラウドベンダからは、IoTによって大規模なデータをリアルタイムで分析できる機能へのニーズを見込んだリアルタイム分析向けのサービスが相次いで発表されています。
昨年、2013年11月に、Amazonクラウドはストリームデータ処理のプラットフォームとなる「Amazon Kinesis」を発表。
今年に入り、Googleが大規模データのリアルタイム分析サービス「Google Cloud Data flow」を発表。同社はもうMapReduceは使っていないとも明かしています。
そしてマイクロソフトが今回、HDInsightにApache Stormを追加。IBMも先週、SoftLayerとBlueMixをベースにした「IBM Internet of Things Foundation」を発表しています。
大規模なデータをリアルタイムに処理するプラットフォームは、顧客がオンプレミスで構築するには初期投資が非常に大きく、まさにパブリッククラウドサービスの独壇場となるサービスと言えるでしょう。各社ともその時期が本格的に到来する前に準備を整えようとしています。
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