Amazonクラウド、「AWS認定DevOpsエンジニア」の試験開始
Amazonクラウドは同社の新しい認定資格である「AWS Certified DevOps Engineer - Professional」(AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナル)のベータ版の試験を開始すると発表しました。
DevOpsとは一般に、ビジネスゴールの達成に向けて関連する部署が協力するための方法論を中心にしたムーブメントと言えます。DevOpsはツールや方法論が具体的に規定されているわけではありませんが、現実的にはクラウドをプラットフォームとし、アジャイル開発と継続的デリバリのような、運用と開発が緊密になって短いサイクルで繰り返し開発を行う方法論が中心となっています。
Amazonクラウドが認定DevOpsエンジニアの試験を開始する背景には、クラウドの普及を背景にDevOpsへの要求が高まっていることがあるとしています。
As cloud computing becomes moves in to the mainstream, the demand for DevOps skills continues to rise as companies are seeking to gain benefits from this practice.
クラウドコンピューティングがメインストリームとなるにつれ、DevOpsのスキルに対する要求は一貫して上昇しており、企業はこのプラクティスからの利点を得ようとしている。
AWS認定DevOpsの説明ページによると、試験に出るのは以下のような範囲だと説明されています。
- AWSにおける継続的デリバリの実装と管理、そして実装
- セキュリティコントロール、プロセスのガバナンス、コンプライアンスなどに関する理解、実装、自動化
- AWSにおける監視、計測、ロギングシステムの定義と展開
- AWSプラットフォーム上での高可用かつスケーラブル、自律的なシステムの実装
- 運用プロセスを自動化するためのツールの設計、管理、運用能力
べータ版の試験費用は150ドル。日本時間で今晩から米ラスベガスで開催されるイベント「AWS re:Invent」の会場などからで、まず最初のベータ版試験が受験可能になるとのことです。
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