モバイルアプリの動作テスト、手間がかかって大変ですよね? それ全部請け負います。日本IBMが「IBMモバイル・テスティング」を提供開始
モバイル分野で米アップルと提携するなど積極的な動きを見せているIBM。日本IBMは、モバイルアプリケーションのテスト作業全般を請け負う「IBMモバイル・テスティング」の提供を開始したと発表しました。
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスは業務用途でも広く使われるようになると考えられています。しかもモバイルデバイスは店舗内の店員や工場や倉庫の作業員といった、これまで仕事でPCをあまり使わない従業員も仕事で広く使えるようになるため、アプリケーションの種類もデバイスの種類も、PCのそれ以上に多様になることはほぼ確実です。
日本IBMが提供を開始した「IBMモバイル・テスティング」は、こうしたモバイルアプリケーションのテスト全般を同社が責任を持って実施するというサービス。プレスリリースから引用。
「IBM テスト・アウトソーシング」は、お客様の開発・保守チームと連携しながら、テスト作業全般を、管理を含めてIBMが責任をもって実施するフルマネージメント型のテストサービスです。
サービス対象領域は、テスト計画の策定、テスト準備・設計・実行、欠陥分析、報告といったテスト作業全般(フル・ライフサイクル・テスト)であり、開発と並行したテスト計画・準備による全体工期の短縮、上流での欠陥の検出・テスト欠陥分析の上流工程へのフィードバックによる品質向上や手戻りの削減、自動化などの効率的なテストによる信頼性向上とコスト削減の両立を実現します。
モバイルアプリケーションは、複数のOSかつ複数のバージョン、複数のデバイスなどテスト環境そのものの組み合わせが膨大にありますが、同社はモバイル対応の開発ツール「IBM Worklignt」や「Rational Test Workbench」を活用することや、中国 大連などのテストセンターへのアウトソースなどを組み合わせることでテスト負荷の最適化、継続的なテストとリリースなどを実現していくと説明しています。
「IBM テスト・アウトソーシング」の料金は個別見積もりとのこと。
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