2014年5月の人気記事「すでにGoogleは全部のソフトウェアをコンテナに乗せている」「今からでも間に合うDockerの基礎」「Stack Overflow日本語版開設へ」
いまPublickeyでいちばん注目している技術の1つが、Dockerに代表されるコンテナ型仮想化技術です。実はこの技術、PaaSやImmutable InfrastructureやDevOpsなどのさまざまな領域の裏方で影響を与えていますし、これからいろんな領域でインフラのように使われていくことになりそうです。
いずれその辺をまとめた記事を書けたらと思いつつ、5月の人気記事を紹介していきましょう。
5月はまさにこの、コンテナ型仮想化技術への注目がランキングに表れています。
1位から3位
1位 すでにGoogleは全部のソフトウェアをコンテナに乗せており、毎週20億個ものコンテナを起動している
2位 今からでも間に合うDockerの基礎。コンテナとは何か、Dockerfileとは何か。Docker Meetup Tokyo #2
3位 Stack Overflow日本語版開設へ、バイリンガルのコミュニティマネージャ募集中!
1位、2位となったのがまさにコンテナ型仮想化技術について。特に1位の記事で示されたGoogleでのコンテナ型仮想化技術の使われ方は、記事を書きながらため息をつくほどのすごい例でした。やはりGoogleは進んでいますね。
4位から6位
4位 最近よく目にする「フルスタックエンジニア」とは何だろうか?
5位 Dockerに最適化したOSイメージをGoogle Compute Engineが提供開始。CoreOSも利用可能に
6位 AndroidをめぐるOracle対Google裁判を振り返る(後編)~ 残る課題はAPI著作権と9行のコード
4位の記事は昨年の記事。最近になってまた「フルスタックエンジニア」という記事が注目されるようになって、原点のようなこの記事へのアクセスが増えたようです。6位の記事は2012年の記事です。これも最近になってOracleとGoogleの訴訟の判決が発表されたのに伴って注目されたようです。
7位から10位
7位 ストーンブレイカー氏が新たに立ち上げた「Tamr」は、ばらばらに存在する企業内外のデータを機械学習で自動的に整理統合
8位 iOS/Androidに対応したモバイルデータベース「Couchbase Mobile」正式版登場。無料のコミュニティ版も
9位 「Fusion-ioは汎用ストレージのベンダになるつもりはない」、転換期を迎えたFusion-io。次の一手を聞く
10位 Gitクライアントの「SourceTree for Windows」、日本語化された最新版が無償公開、アトラシアン
7位のマイケル・ストーンブレイカー氏の立ち上げた新企業、気になりますね。さまざまな技術を基盤に新しい会社と製品を生み出すストーンブレイカー氏の動きは本当にすごいものを感じます。9位のFusion-ioへのインタビューは、新進のストレージベンダである同社が新しい方向性を示したものとして注目すべき内容でした。さすがPublickeyの読者は一見地味なこうした記事にもきちんと反応してくれますね。
2014年5月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。Google Analyticsによる2014年5月のページビューは39万2684。ユニークユーザー数は18万8701でした。
関東も梅雨入りしましたが、実は僕の部屋は窓枠あたりから雨漏りをするようになったので、先日不動産会社に修繕をお願いしたところです。雨漏りと戦いながら夏を待ちたいと思います。引き続きご愛読のほど、よろしくお願いします。
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