マイクロソフトの最新データセンター事情。リージョンあたり16棟のデータセンターと60万台のサーバ

2014年10月22日

マイクロソフトは21日(日本時間22日未明)に開催したイベント「AzureConf」において、クラウド部門の責任者であるスコット・ガスリー氏が、同社の最新データセンター事情の一部を明かしました。

fig

現在マイクロソフトは米国、欧州、そして日本など19のリージョン(地域)にデータセンターを展開。ちなみに日本には東日本リージョンと西日本リージョンがあります。

fig

リージョンを構成するデータセンターの施設は、建物1つがフットボール競技場ほどの大きさ。ジャンボジェットなら2機が駐機できるほど。

fig

1つのリージョンにはこの施設が最大で16棟あり、最大60万台のサーバが稼働しているとのことです。

fig

ガスリー氏は、こうしたハイパースケールなクラウドを提供できるのは世界でもGoogle、Amazon、そしてマイクロソフトの3社だけだと指摘。そしてマイクロソフトはエンタープライズに対応したサポートやハイブリッドクラウドのサポートなどで他社と差別化できる唯一の企業だとしています。

データセンターの建物の大きさやリージョンあたりのサーバ台数の話は、おそらくマイクロフトが米国や欧州に自前で構築したデータセンターが想定されていて、東日本リージョンや西日本リージョンはもう少しこじんまりしているのではないかと推測されます。それにしても、例えばリージョンあたりのサーバ台数を割り引いて平均で20万台程度のサーバが稼働していると想定しても、19カ所で380万台のサーバが稼働していることになるわけで、ハイパースケールのクラウドの規模にあらためて感心します。

あわせて読みたい

Microsoft Azure クラウド Microsoft データセンター




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本