さくらのクラウドでWindows Server提供開始。日額52円。クラウドのSLA 99.95%、VPSからのマイグレーションも開始
さくらインターネットは今日9月2日、同社のクラウドサービス「さくらのクラウド」で、Windows Serverの提供を開始したと発表しました。
同社はこれまでCentOS、Ubuntu、FreeBSDなどのOSをクラウドですぐに使える形式で提供していましたが、ここにWindows Serverが追加されることになります。
追加されるのは「Windows Server 2012 Datacenter Edition」と「Windows Server 2008 Datacenter Edition」の2つ。いずれも利用料金として月額1050円、日割りにすると日額52円が課金されます。20日未満の場合は日割り料金が適用され、20日を超えると月額料金。
利用料金はサーバのコア数やメモリ容量、ストレージの容量などに関わらず一律。Windows Serverの利用時には、サーバやストレージに対する利用料金にWindows Serverの利用料金が加わることになります。ちなみに、さくらのクラウドは7月に価格改定を行ったばかり。
SLAの導入、VPSからのマイグレーションも可能に
さくらインターネットはこの発表と同時に、さくらのクラウドに品質保証レベル99.95%でのSLA導入と、VPS(仮想プライベートサーバ)から、さくらのクラウドへのマイグレーション機能も発表しました。
SLAでは、さくらのクラウドでの月間サーバ稼働率が99.95%を下回った場合に稼働を満たさなかった部分の利用料金を減額するというもの。障害と認められるのは、利用者のサーバの電源が入らない状態、利用者のサーバに全くアクセスできない状態、利用者のサーバに接続されているディスクに全くアクセスできない状態のいずれか。
マイグレーション機能は、さくらのVPSのディスクを、さくらのクラウドにコピーする仕組み。VPSと同じ構成のサーバを簡単にクラウド側へと移行できるようになります。
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