Windows Azureの国内リージョンは来年「2014年前半」に開始予定、日本マイクロソフトが明らかに
今年の5月、マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏が来日し、Windows Azureの国内リージョン設立を発表しました。あれから半年、都内で先週開催された「The Microsoft Conference 2013」の基調講演で、国内リージョンは来年、2014年前半に開始予定であることが明らかにされました。国内リージョンの時期について具体的な説明があったのは今回が初めてです。
東日本サブリージョンと西日本サブリージョン
基調講演で日本マイクロソフト代表執行役社長 樋口泰行氏は、Windows Azureの国内リージョン開始を「来年のできるだけ早い時期に」と言及した上で、マイクロソフト コーポレートバイスプレジデント、サーバ&ツールマーケティングの沼本健氏が2014年前半であることを表明。
当初の予定どおり、国内リージョンは東日本サブリージョンと西日本サブリージョンの2つが予定されており、日本国内でディザスタリカバリー構成を実現できるのが大きな特徴です。データを国内に保ったまま地域分散を実現した利用者にとって望ましい構成になります。
グローバルなクラウドプロバイダーとしては、すでにAmazonクラウドが東京リージョンを2011年3月に開設、セールスフォース・ドットコムが2012年1月に東京データセンターをスタートさせています。
マイクロソフトは、一気に2つのサブリージョンを立ち上げることで、これまでの後れを取り戻すための勢いを得たいところでしょう。
あわせて読みたい
Facebook、GoogleのLevelDBを採用したキーバリュー型ストア「RocksDB」公開。マルチコアと高速ストレージに最適化
≪前の記事
ストレージ最大手EMC、フルフラッシュのストレージアレイ「XtremIO」国内投入。最大性能100万IOPS。EMCジャパン