「過半数がスクラムを採用」アジャイル開発に関するアンケートが今年も公開。VersionOne
アジャイル関連製品を提供している米VersionOneが毎年行っている、アジャイル開発に関するアンケート結果が今年も公開されました。定期的に行われているアジャイル関連のアンケートとしてもはもっとも大規模なものです。
アンケートは2012年8月から11月まで行われ、4048人が回答。回答者の60%が北米、27%が欧州から。回答者の61%がすでにアジャイルを実践しており、19%はアジャイルコーチやコンサルタントなど指導的な立場で、20%がそれ以外となっています。
アンケート結果の中から、ポイントだけを引用しました。
もっとも多く使われているのはScrum
まず社内でアジャイル開発が行われているかどうかについて。84%が社内でアジャイルを経験しており、16%は経験していないと返答。
社内でアジャイル開発をしている場合、5年以上は14%、2~5年は36%、1~2年は38%、1年以内は12%という結果でした。
もっとも使われているのはScrumで、54%と圧倒的。続いてScrum/XPのハイブリッド、3番目はカスタム、つまり独自手法のハイブリッド。4番目のScrumbanは、ScrumとKanbanの組み合わせでしょう。
アジャイル開発を行う上での障害で多いのは、事前計画がない点。続いて、マネジメントのコントロールが失われる点などが挙げられています。
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