レッドハットがPaaS型クラウド「OpenShift Online」正式サービス開始。Java、PHP、Ruby、Node.jsなど多言語対応。無料プランは継続
米レッドハットは、これまでプレビュー公開としてきたPaaS型クラウドサービスの「OpenShift Online」を、商用サービスとして正式に提供開始すると発表しました。
OpenShift Onlineは、いわゆるPaaS(Platform as a Service)型のクラウドサービスで、Java、Ruby、PHP、Node.js、Python、Perlなどの多様な言語と、MySQL、MongoDB、PostgreSQLなど複数のデータベースをサポートするのが特長です。
開発はオープンソースの「OpenShift Origin」として進められており、KVMやVirtualBox、VMwareなどの仮想マシン上で動作するイメージも提供されているため、ノートPCで試すこともできるようになっています。
また企業が自社のデータセンターでプライベートクラウドとしてOpenShiftを稼働させるためのソフトウェア「OpenShift Enterprise」も提供されています。
複数言語、複数データベース対応でオープンソースという特長は、VMwareからスピンアウトしたPivotal InitiativeのCloud Foundryが備えた機能や特徴とほぼ同じです。
インスタンス3つまでは無料で利用可能
OpenShift Onlineは、Gear(ギア)と呼ばれるインスタンスの大きさを示す単位でメモリ512MB、ストレージ1GBのスモールサイズのGearが3つまでは無料で利用可能(ただしサポートはなし)。
月額20ドルのシルバープランでは、レッドハットによるサポートが提供され、メモリ1GBのミディアムサイズのギアが最大16個まで利用可能ですが、20ドルにギアの1時間当たりの利用料金が追加されます。