ニフティクラウドがPaaSとしてMySQL/PostgreSQL、メッセージキュー、DNS、メール配信機能などを発表
ニフティクラウドは8日、これまでIaaS型のクラウドサービスとして提供してきたサーバやストレージ、ファイアウォール、ロードバランサーなどの機能に加えて、PaaS型クラウドサービスとしてリレーショナルデータベース、メッセージキュー、DNS、メール配信機能などを12月以降順次提供していくと発表しました。
RDB、メッセージキュー、DNS、メール配信
リレーショナルデータベース機能で提供されるのは、MySQL(バージョン5.5/5.6)とPostgreSQL(バージョン9.2)の2つ。GUIもしくはAPIで管理運用の操作ができるほか、アクティブ/スタンバイの冗長構成、リードレプリカによるスケーラビリティの向上、リソースの利用率やモニタリング機能、ストレージへの自動データバックアップ機能なども提供する予定。
メッセージキューは、処理同士のあいだで非同期メッセージを確実に伝達する仕組み。オンプレミスとクラウドとの接続や、複数のプロセスやサービスを接続してクラウド上で分散システムを構築するのに欠かせない機能です。
ニフティクラウドでは、格納したデータを順番に取り出すことができるFIFO(先入れ先出し)や、一定時間メッセージを監視するロングポーリングなどの機能を提供予定。
DNSはラウンドロビンによる重み付けやサイトダウン時に自動的にセカンダリーへ振り分けるフェイルオーバー機能が実装される予定。メール配信機能は携帯電話やPC向けに、1時間あたり100万通のメール配信を安定して行うことが可能と説明されています。
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