MSバルマー氏。「われわれはデータセンターに100万台を超えるサーバを保有している。Googleはさらに大規模だが、Amazonはこれよりもやや小規模だ」
米マイクロソフトが7月8日からヒューストンで開催した「Microsoft Worldwide Partner Conference(WPC) 2013 Houston」で、スティーブ・バルマー CEOは同社のクラウドインフラが、Googleについで世界第2位の規模であることを明らかにしました。
公開されているキーノートスピーチの動画から、バルマー氏がマイクロソフトのクラウドインフラに言及している部分を紹介しましょう。
すべての企業はパブリッククラウドへ向かう
基調講演に登壇したスティーブ・バルマー氏。
「最終的には、5年、10年かかるかもしれないが、ほとんどすべての会社はパブリッククラウドへと向かうだろう。そして私たちは、全世界に向けてスケーラブルでローコスト、低遅延で高性能なクラウドを提供している」
「なぜこれが実現できているかというと、それだけクラウドインフラへ投資しているためだ。私たちのクラウドインフラはまず、BingやOffice 365といった私たちが提供するクラウドアプリケーションで実際に試され、叩かれ、テストされ、実戦で実証されたものだ」
「それをあなた方のお客様にも提供していく」
マイクロソフトはAmazonよりも大規模だ
「この規模でパブリッククラウドのインフラに投資している企業はほんの一握りである。われわれはデータセンターに100万を超えるサーバを保有している。Googleはさらに大規模だが、Amazonはこれよりもやや小規模だ」
「そしてYahooやFacebook、そのほかどの企業も、10万ユニットかそれ以下の規模である」
「データセンターの構築、ネットワークトポロジー、サーバ要件などのパブリッククラウドのインフラをきちんと理解している企業は数少ない。と同時に、決してなくなることはないプライベートクラウド、そしてハイブリッドクラウド、これらの分野にも本気で投資している企業は1つしかない。それがわれわれマイクロソフトである」
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