jQuery Mobile 1.3が今晩正式リリース予定。JavaScript MVCフレームワークのEmberは1.0RCが公開
現在リリース候補版が公開されているjQuery Mobile 1.3は、レスポンシブなテーブルやグリッドに対応し、横幅に応じてレイアウトが柔軟に変化。レンジスライダーやパネルのような新しいユーザーインターフェイスの要素が追加されるなど、比較的大胆なバージョンアップとなります。
参考:jQuery Mobile 1.3β公開。レスポンシブなテーブル、グリッド、追加コンポーネントなど大幅強化
そのjQuery Mobile 1.3の正式版が、日本時間で今晩公開される予定です。先週2月14日に行われたjQuery Mobile Team Meetingの議事録によると、「1.3.0 Final release still on track on Monday the 18th, blog post draft is roughed out」(1.3.0ファイナルリリースは18日月曜日の予定通りで、ブログにポストするラフも出てきた)ということで、この土日に大きな変更がなければ、西海岸の18日、日本時間の今夜に無事にリリースされることになるでしょう。
jQuery Mobile 1.3正式版でのもう1つの大きな変化は、jQuery 1.9とjQuery 2.0を標準のjQueryとしてサポート予定だということです。
特にjQuery 2.0はこれまでの古いブラウザサポートを捨てて、モダンブラウザのみに最適化したものとなるため、jQuery Mobileにとって本当の意味でモバイル向けにふさわしいライブラリとなる環境が整うことになります。
Emberもリリース候補版が公開
JavaScriptでの大規模アプリケーション開発を支援する「JavaScript MVCフレームワーク」の1つ、Emberは正式候補版となる「Ember 1.0RC」を公開しました。
EmberはJavaScript MVCフレームワークの中でもUIバインディング機能を含む比較的リッチなフレームワークといえます。Handlebarsというテンプレートエンジンを含んでおり、モデルのデータを変えると自動的にビューまで変わるという機能を含んでいます。
EmberはそのアイデアをRuby on RailsとBackbone.jsから受けたされており、サーバサイドではRuby on Railsと相性がいいといわれています。