JavaによるJavaScriptエンジンやNode.js実装など「Project Avatar」がオープンソースで公開~JavaOne 2013
オラクルはHTML5やJavaScriptなどのWebテクノロジーとJavaとの親和性を高めることを目指し、JavaによるJavaScriptエンジン実装などを含む「Project Avatar」を2年前から社内で進めてきました。
サンフランシスコで開催中のJavaOne 2013、初日のストラテジーキーノートでは、そのProject Avatarがオープンソースとして公開されたことを発表しています。Java EEに関する内容と合わせて紹介します。
Java EE 7はエンタープライズとWebアプリの先端
米オラクルのVice President, Java Product Management、Peter Utzschneider氏(左)と、VP of Java Development of Java Platform、Cameron Purdy氏(右)
Java EE 7はエンタープライズの要件を意識しており、バッチ処理、開発生産性、WebSocketやRESTfulサポートなどのHTML5対応の3つが大きな特徴だ。
Java EEは将来に向けて、開発生産性の高いプラットフォームでありつつ、エンタープライズ向けのアプリケーションだけでなく、Webアプリケーションの先端的なプラットフォームを目指している。そのために最新の標準技術を積極的に採用していく。
すでにJava EE 7は公開されており、アプリケーションサーバの参照実装としてGlassFish 4.0も公開されている。
Project Avatarをオープンソースで公開
2年前、ここでProject Avatarの話をした。そこから多くの作業を行ってきた。
HTML5の機能を実装し、WebSocket、RESTful、NoSQLデータベースのサポートなどがそれらだ。
さらにProject NashornでJava EEコンテナを拡張し、JavaScriptエンジンを組み込み、Node.jsサービスもJavaアプリケーションサーバ内で稼働するようになった。
そして、ここでProject Avatarをオープンソース化したことを発表する。
新しいオープンソースのプロジェクトだ。
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