Internet Explorer 11の新機能は、WebGL対応、内蔵開発ツール強化、パフォーマンスの向上など
Windows 8.1のプレビューリリースと同時にInternet Explorer 11のプレビューリリースも公開されました。Internet Explorer 11プレビューリリースは単体で公開されておらず、Windows 8.1プレビューリリースをインストールすると利用可能になっています。
同時に日本語の「Internet Explorer 11 Preview 開発者向けガイド」も公開され、主な新機能が紹介されています。
Internet Explorer 11で予定されている主な新機能は、WebGLのサポート、内蔵されている開発ツールの強化、パフォーマンスの向上、タッチ対応の強化などがあります。
WebGLのサポートで高速なグラフィックス表示
WebGLは、プラグインなしでWebブラウザに3Dグラフィックスを表示するための標準仕様で、GPUの能力を活用することで高速な表示を実現します。すでにFirefox、Chromeなど主要なWebブラウザでは利用可能になっており、Ineternet Explorer 11で対応されたことで、特にゲームのような高速なグラフィックスを要求するアプリケーションなどでこれから幅広く普及していく可能性があります。
また、Windows 8.1からはディスプレイごとに画面解像度を持てるようになったため、Internet Explorer 11でもこれに対応し、高DPIのサポートと同時に、モニターを移動するとそのモニターに最適なレベルにWebコンテンツが拡大縮小表示されるようになります。
Webページの応答性やメモリ使用率なども分析可能に
F12キーを押下することで起動する開発ツールも強化されています。下記の画面は移行ガイドから「UI応答性ツール」の画面を転載したものです。
画面のどこで時間がかかっているのか、応答性を下げている部分を発見することができます。
また、メモリ分析ツールも搭載。実行されたWebアプリケーションのメモリ使用率を追跡することで、クラッシュや速度低下の分析などができます。
あわせて読みたい
Web IDEを統合したPaaS「Nirous.io」がオープンβ開始。Ruby、Python、Node.js、Go対応で、友達を紹介すると無料枠の性能が向上
≪前の記事
Google App Engine互換のオープンソース実装「CapeDwarf」公開。GoogleとRed Hatが共同で