オープンソースのIaaS基盤ソフトウェア「CloudStack 4.1」が公開。アベイラビリティゾーン機能などを追加
オープンソースとして開発されているIaaS型クラウドの基盤ソフトウェア「CloudStack」が、最新バージョンのCloudStack 4.1をリリースしました。
4.1では4.0と互換性を保ちつつ、ネットワークやストレージ機能のプラグイン化を推し進めるとともに、Amazonクラウドが備えている「アベイラビリティゾーン」に相当するリージョン機能が追加されていることなどが大きな変更点となります。
リリースノートによると、上記も含むおもな新機能は以下のようになります。
- 日本語などを含むUIやドキュメントのローカライゼーションの拡大
- AWSのアベイラビリティゾーン的機能を含むリージョン機能の追加
- イベントフレームワークの採用
- Nicira NVPプラグインでN3ルーター機能を追加
- 仮想マシンがなくてもネットワーク構築可能
- 仮想マシンに対するネットワークの追加削除
- 可変ディスクボリューム
- オートスケール
オープンソースのIaaS基盤ソフトウェアとしてはCloudStackと並んでOpenStackがあります。多くのネットワークベンダーが自社のプラグインをOpenStackに対応させるなど、いまはOpenStackが勢いをつけつつあるなかで、CloudStackも数カ月単位でバージョンアップを続けることで、よい競争状態を作り上げてほしいところです。
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