Google Compute Engineが正式サービスへ。Docker、FreeBSD、CoreOSもサポート。ストレージは1GBあたり月額4円へ値下げ
Googleは、これまでテクニカルプレビューとしていたクラウドサービス「Google Compute Engine」を正式サービスにすると発表しました。
Google Compute Engineは、Amazon Web Servicesのように仮想サーバやストレージなどを提供する、いわゆるIaaS型のクラウドサービスです。
正式サービス開始に当たり、対応OSを拡大。DebianとCentOSだけではなく、SUSE Linux、FreeBSD、Red Hat Enterprise Linux(現在は限定プレビュー)、さらにSELinux、CoreOS、そしてDocker、FOG、xfsとaufsもサポートすることが明らかにされました。
仮想マシンを稼働しつつメンテナンス
Googleは仮想マシンを稼働しつつメンテナンスを行う「トランスペアレントメンテナンス」を導入したことを合わせて発表しています。
We’re introducing transparent maintenance that combines software and data center innovations with live migration technology to perform proactive maintenance while your virtual machines keep running.
私たちはトランスペアレントメンテナンスを導入しています。これはソフトウェアとデータセンターの革新的技術を組み合わせ、ライブマイグレーションによって予防的メンテナンスを仮想マシンを稼働し続けながら行うものです。
ストレージも大幅値下げ
仮想マシンにつながるストレージ、パーシステントディスクも合わせて大幅に値下げが発表されました。データ保管にかかる費用は1カ月1GBあたり0.04ドル(約4円)、I/Oにかかる費用は無料となりました。100GB保存している場合、I/O処理にかかわらずストレージ代は月額400円程度ということになります。
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