グーグル、Google App Engineなどクラウド有償サポートを充実
グーグルは先週、Google App EngineやCloud Storageなど同社のクラウドプラットフォーム群を対象に、月額400ドルで24時間対応サポートなどを含む新しい有償サポートプログラムを発表しました。
対象となるのは、Google App Engine、Cloud Storage、Cloud SQL、BigQuery。サポートプログラムは、無料のBronze、月額150ドルのSilver、月額400ドルからのGold、料金非公開のPlatinumの4つとなります。
無料のBronzeでは、ドキュメントやホワイトペーパーの閲覧、Google GroupやStack Overflowなどコミュニティでの質問、一件ごとに課金されるメールベースでの質問などが可能。
月150ドルのSilverでは、Bronzeに加えてアーキテクチャサポートとしてベストプラクティスのアドバイスを受けることができ、問い合わせにはビジネスアワーの4時間以内に対応。月400ドルからのGoldでは、ユースケースに対応したアーキテクチャのアドバイス、24時間サポートでの1時間以内の返事、電話での問い合わせなどが可能(Goldの金額は、クラウドサービスの利用料金に比例して上昇)。料金非公開のPlatinumでは、Goldに加えてテクニカルアカウントマネジメントチームとの接触が可能になります。
徐々に企業向けの体制もできているのか
システムインテグレータやサードパーティなどによるエコシステムをクラウド上に構築したり、あるいは大企業にクラウドを使ってもらうには、こうしたきめ細かいサポート対応の重要性は高いでしょう。グーグルは企業向けのクラウドサービスとしてGoogle App EngineよりもGoogle Appsの導入に力を入れているように見えますが、少しずつGoogle App EngineやCloud Storageなどの体制も作りつつある、というところなのでしょう。
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