Gitのプライベートリポジトリを無料で提供開始する「gitBREAK」、共有人数無制限。ビズリーチが公開
転職サービスなどを提供するビズリーチは本日5月29日、Gitリポジトリの無料ホスティングサービス「gitBREAK」を公開しました。パブリックなGitリポジトリの提供だけでなく、プライベートリポジトリのホスティングも無料で提供。これまでもGitのプライベートリポジトリの無料提供はBitBucketなどが行っていますが、GitBREAKでは無料でもプライベートリポジトリの共有人数に制限のない点が特長です。
gitBREAKは、同社が新たに展開する「codebreak;」サービス群の中の1つ。codebreak;はgitBREAKのほかに、スキルに合った求人案件を参照できる「jobBOARD」や、スキルに応じて企業などからイベントの招待が届く「cafeTERIA」、登録者のスキルや年収が分かる「viewPORT」などのサービスから構成されます。
gitBREAKを含むcodebreak;のサービスを利用するには、メールアドレスの登録が必要。また、スキルや経験年数などの登録も求められます。
転職サービスとの連動はしない
ビズリーチはすでに転職サービスなどを提供しているため、codebreak;はこれと連係して登録者から集められたスキル情報のリストなどを転職斡旋や転職イベントの集客に利用することで売上げをあげると想像されますが、同社代表取締役社長 南壮一郎氏によると、その予定はないとのこと。求人企業は無料でcodebreak;の登録者をイベントに招待でき、また求人情報の掲載なども無料にすると説明。
codebreak;サービス群は、同社の既存の転職サービスとは別にマネタイズの方法やビジネスモデルをこれから検討するとし、まずはエンジニアの役に立つツールを提供することでエンジニアを集め活性化し、あわせてスキルや収入などの見える化を進めていきたいとのこと。2014年には英語でのサービス開始も予定しています。
同社CTO 竹内真氏によると、gitBREAKはAmazonクラウド上に構築され、同社のエンジニア2~3人が数カ月の工数で開発したとのこと。かかった費用は人件費を別にすると数十万円程度だったといいます。
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