Excelのテーブルを修飾ごとHTMLへ。数式も保持して表計算も可能なHTML/JavaScriptを生成する「Excel to HTML」。アドバンスソフトウェア
Webアプリケーションにおいて、ユーザーの入力に対して簡単な計算や変換をした結果をWebページ上に表示したい、というニーズはよくあることでしょう。例えば業務用のWebアプリケーションなら、いくつかの金額を入力すると合計を表示するといった動作は非常に一般的です。
アドバンスソフトウェアが発表した「Excel to HTML」は、こうしたWebページをExcelから簡単に生成できるWindowsアプリケーションです。計算式を含むExcelのテーブルをHTMLとJavaScriptに変換、Webページに簡単に埋め込むことができます。入力するセル間の移動はExcelと同様にタブキーで行えます。
Excelテーブルで設定された表示形式やセル保護の有無、入力規則、フォントサイズや文字飾り、色、罫線、背景色などの属性もHTMLとJavaScriptに変換されるため、簡単に豊富な機能のWebページ作成が可能(ただし、すべての式や修飾に対応しているわけではありません)。
実際にアドバンスソフトウェアのWebサイトで、ExcelのテーブルをHTML/JavaScriptに変換したページが公開されているので、Webブラウザで実際に表示と動作を試すことができます。
Excelを静的にHTML/JavaScriptに変換するだけでなく、「Excel to HTMLサーバーコントロール」によってサーバ上でダイナミックに変換することも可能。Webページに入力された値を取得してExcelファイルに書き戻すことも可能ですので、Excelをベースとした簡易な業務システムをWebブラウザへ展開することもできるでしょう。
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