マイクロソフトが「Cloud OS Accelerate」として、シスコ、HP、Dell、NetAppなどを巻き込んだプログラムを開始
米マイクロソフトは、プライベートクラウドやハイブリッドクラウド導入を加速するためのプログラム「Cloud OS Accelerate」を、シスコ、HP、Dell、NetApp、日立データシステムズなどと共同で開始すると発表しました。
このプログラムに全体で1億ドル(約100億円)以上を投資していくとのこと。ただしその詳細はまだ明らかになっていません。「Cloud OS」という用語を使っていますが、おそらく新しいOSを開発するわけではなく、あらかじめプライベートクラウド用に組み合わせたシステムの認定や、マーケティングキャンペーンなどを行っていくのではないかと推察します。
マイクロソフトは今年4月に、Windows Azure上でIaaS機能を提供するWindows Azure仮想マシンの提供を開始し、Amazonクラウドを追撃する態勢を明確にしました。先月末にはオラクルともクラウドで提携するなど、積極的なパートナー戦略を打ち出しています。今回の「CLoud OS Accelerate」も、そうした積極展開の一環ではないでしょうか。
プレミアム版Azure SQL Databaseの提供も
Windows Azureのデータベース機能であるAzure SQL databaseでは、あらかじめ一定のデータベースリソースを確保することで一定以上の性能を確保する「Premium offer for Windows Azure SQL Database」の提供を開始することも発表されました。
まずは限定プレビュー版が開始される予定です。
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