[速報]マイクロソフトがASP.NETでTwitter Bootstrap、Ember.jsなどを採用。Visual StudioではCSS3の対応ブラウザをその場で確認。Build 2013(Day2)
マイクロソフトがサンフランシスコで開催中のイベント、Build 2013。2日目の基調講演はデベロッパー向けのツールとプラットフォームがテーマになりました。
2日目の基調講演から、Visual StudioとWindows Azureの新機能を中心にダイジェストで紹介しましょう。
IaaS、PaaS、多くのフレームワークや言語に対応するWindows Azure
President, Server&Tools Business、Satya Nadella氏。
昨日はおもにデバイスとWindowsについて話したが、今日はバックエンドについて話そう。
現代のビジネスにおけるクラウドアプリケーションのカギはこの3つ。Webセントリック、モバイルセントリック、そしてクラウドスケールだ。
Windows Azureは、これらに対応したアプリケーションのための強力なプラットフォームになる。Windows AzureにはIaaS、PaaSのいずれの機能も備え、アイデンティティの統合やプロセスの統合、SQL、NoSQLデータベース、MapReduceなどさまざまなストレージ機能もプラットフォームとして統合。
さらに強力な開発ツールであるVisual Studioとプログラミング言語を備えており、Java、Node.js、PHPなどにも対応する。
新しいASP.NETではTwitter Bootstrap採用、デフォルトに
Windows AzureのWeb Sites機能を紹介しよう。これはエンタープライズのためのWebサイトに最適なインフラだ。
新しいASP.NETは1つに統合され、リッチなWebアプリケーションからシングルWebページまでサポートする。
Visual Studio 2013から、ASP.NETのWebアプリケーションを作ってみよう。
どんな種類のWebアプリケーションを作るか、今回はMVCタイプのアプリケーションを作ってみる。
自動的に骨組みとなるアプリケーションを生成してくれる。
Visual Studio 2013では、Internet Explorer以外のブラウザもプレビューのデフォルトブラウザにできる。ここではChromeとInternet Explorerを設定してみよう。
2つのブラウザで表示される。新しいASP.NETではTwitter Bootstrapがバンドルされ、デフォルトとなっている。
Visual Studioの画面でCSS命令ごとに対応ブラウザを確認
ここでWindows AzureのWeb Sites機能で、Webサイトを作っておこう。
Windows AzureのコンソールからCompute-Web Site-Quick Createとメニューを選択し、サイト名を入力すればいい。
Visual Studioに画面を戻そう。ここで選んだテンプレートにはMVCフレームワークのember.jsとテンプレートエンジンのhandlebars.jsが標準で含まれている。
(追記 6:28 9:55 ember.jsのテンプレートは別途ダウンロードが必要なようで、Visual Studio 2013の標準には含まれていないようです。上記を一部変更しました。すいません)
シンタックスハイライティングなども対応している。
Visual StudioでのCSSファイルのエディタ画面では、CSSの命令を選ぶと、それがどのブラウザのどのバージョンで使えるかを表示してくれる。
ひととおりできたら、先ほどWindows Azureに作ったWebサイトにデプロイしよう。Visual Studioのサーバエクスプローラから、Windows AzureのWeb Sitesのgeekホニャララを選択。これでクラウドにデプロイされる。
Visual Studio 2013と.NET 4.5.1はプレビュー公開だ。
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Build 2013
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以下の記事はタイアップ記事ですが、Windows Azureの新機能「Windows Azure仮想マシン」を詳しく解説しています。
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