Amazonクラウドへ、VMware ESX、Xen、Hyper-Vの仮想マシンがインポート可能に。クラウドへの移行やディザスタリカバリが便利に
AmazonクラウドのVM Import機能が新しくなり、VMware ESXやXen、Hyper-Vといった仮想マシンのイメージをAmazonクラウドへ移行することが可能になったと発表されています。
インポート可能になったのは、以下の仮想化ハイパーバイザのイメージファイル。
- VMware - ESX and VMware Workstation VMDK.
- Citrix Xen - VHD
- Microsoft Hyper-V VHD
Amazonクラウドへインポートした仮想マシンで利用可能なOSとして、以下のOSがサポートされています。
- Red Hat Enterprise Linux 5.1 - 6.5
- Centos 5.1 - 6.5
- Ubuntu 12.04, 12.10, 13.04, 13.10
- Debian 6.0.0 - 6.0.8, 7.0.0 - 7.2.0
そのほかの条件として、ブートローダーにGrubを使っていること、DHCPが有効になっていること、ルートファイルシステムがext2、ext3、ext4、Btrfs、JFS、XFSのいずれかであること、/bootは/とパーティションが分かれていること、などが挙げられています。
VMware ESX、Hyper-V、Xenをサポートすることで、オンプレミスで使われている仮想化ハイパーバイザのほとんどがカバーできることになります(残るはKVMくらいでしょうか)。オンプレミスからクラウドへの移行が容易になるだけでなく、普段オンプレミスで運用しているシステムを、なにか問題が発生したときにディザスタリカバリとしてAmazonクラウドへ移行するようなシステムも、これまでより柔軟に実現することができそうです。
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