デル、サーバ/ネットワーク/ストレージの統合サーバ「Active Infrastructure」を国内投入
いま、主要なハードウェアベンダはどこも垂直統合サーバに取り組んでいます。オラクルのExadata、IBMのPureSystems、シスコのVblock、EMCのVSPEX、ヒューレット・パッカードのConverged Systems、国内でも富士通やNECが製品を発表しています。
そしてデルも昨日7月3日、サーバ、ネットワーク、ストレージを統合した「Dell Active Infrastructure」の国内投入を発表しました。
垂直統合にもかかわらず、異機種混在環境をサポート
Active Infrastructureは、あらかじめ特定のソフトウェアの動作が検証されたリファレンスアーキテクチャのパターンを用意した「Active Solutions」、単一のコンソールからプロビジョニングやスケール制御などを行える「Active System Manager」、そしてサーバ、ストレージ、ネットワークが統合されたハードウェア「Active Systems」の3つから構成されています。
あらかじめ検証されているソフトウェアは、Exhange Server、SharePoint Server、SQL Server、XenDeskTop VDI、VMware VDI、Microsoft VDIなど。プライベートクラウドの構築や、SI事業者による顧客向けホスティングなどを想定ししています。
この製品を利用することで、アプリケーションの導入期間を大幅に短縮するとともに、自動化による運用の簡素化やミスオペレーションの減少につながるとのこと。
Active Infrastructureの特長の1つが、異機種混在環境をサポートすることです。管理ツールとなるActive System Managerは、もともとデルが昨年買収したGale Technologiesの製品であり、さまざまなベンダのハードウェアを管理可能。例えばシスコのルータなどとの組み合わせもサポートすると説明されています。
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