米アクセンチュアも自社でクラウドサービス提供へ。Accenture Cloud Platformを発表
経営コンサルティングなどを提供する米アクセンチュアは、独自のクラウドサービス「Accenture Cloud Platform」を発表。コンサルティングやソリューションの提供だけでなく、クラウドを通じたITインフラも自社サービスとして提供することになります。
アクセンチュアはこれまでに4000ものクラウド関連のプロジェクトを顧客から依頼されており、今後さらにそれを推進するとのこと。プレスリリースから引用します。
The Accenture Cloud Platform represents an important next step in Accenture’s cloud strategy and reaffirms the company’s intent to providing cloud brokering and orchestration services that are growing in importance to clients.
Accenture Cloud Platformは、アクセンチュアのクラウド戦略における次のステップとして重要なものであり、当社が顧客の中で重要さを増しているクラウド仲介事業やオーケストレーションサービスの提供を目指すことを再確認するものです。
クラウド事業への取り組みの一環として、同社は2015年までに4億ドル(約380億円)をクラウドサービスの提供のためのテクノロジーやトレーニングに投資することも、あわせて発表されています。
IaaS/PaaSにビッグデータの分析機能も
Accenture Cloud Platformは、ハイブリッドクラウドによるレガシーシステムとクラウドの統合、共存を目的としたものだと説明されています。その上で、下記の機能を備えるとのこと。
- セキュアでスケーラブルな、あらかじめ統合されたエンタープライズ対応クラウドサービス
- サービスポータルから自動的にプロビジョニング可能
- 重要課金制でモニタリング、計測、統合課金が可能
技術面で詳しい説明は公開されていないようですが、上記の説明からするとIaaS/PaaSのように見えます。また、以下のサービスも提供するとのこと。
- Big Data Recommender as a Service
構造化、非構造化の大規模データを分析し、顧客へのレコメンデーションを提供 - Data Decommissioning
使われなくなったレガシーアプリケーションの重要なデータをクラウドで保存。必要なときに引き出せる - Testing-as-a-Service
オンデマンドでテスト機能を提供 - Environment Provisioning Services/Cloud Management Services
24時間体制で管理されるマネージドなパブリッククラウド/プライベートクラウド
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