国内のパブリッククラウド/プライベートクラウド市場は5100億円、17年度には2兆円超え。MM総研
ユーザー調査をもとにしたパブリッククラウドとプライベートクラウドの市場は、全体で2012年度に5102億円、5年後の2017年度には2兆411億円に達するとの予想を調査会社のMM総研が発表しました。
グラフからは、クラウド市場のうちプライベートクラウドが全体の6割7から割程度を占めており、またパブリッククラウド市場ではIaaS/PaaSが徐々に占有率を高めていくことが読み取れます。
運用コスト削減が理由のトップ
パブリッククラウドの導入検討を行っているユーザーの導入目的で上位の回答は、「既存システムの運用コストを下げるため」「システム運用負担を軽減するため」「安価に新規システムを構築するため」とコスト関連が集中しています。
また、利用もしくは検討しているパブリッククラウドの事業者は「Amazon」が19.1%で最多。Google、NTTコミュニケーションズ、マイクロソフト、富士通がそれに続きました。
関連記事
- IaaS/PaaS市場、AmazonクラウドはIBM、Microsoft、Googleの合計を上回る圧倒的存在。Synergy Research Group
- 2012Q4、IaaSはAmazonが突出した首位、PaaSはSalesforceが19%で首位。調査Synergy Research Group
- 国内パブリッククラウド市場、2012年は44.8%増の933億円。2017年には市場規模3倍以上に。IDC Japan
- データセンターをすでに利用している企業は約3割、利用目的はBCP、運用軽減、セキュリティ対策など。キーマンズネット調べ
- PaaS市場はこの先4年で2倍以上に急成長するとガートナー
あわせて読みたい
iOS/AndroidアプリをJavaScriptで開発、OpenGL対応で高速描画の「Herlock」、クローズドβリリース
≪前の記事
連載マンガ Mr. Admin:スイッチングハブは、あったかい