Yahoo! JapanがNoSQLのDBaaS型クラウドへ参入。企業向け「Yahoo!クラウド ストレージ」開始、NoSQLのデータベースサービス表明
Yahoo! Japanは、業務データのバックアップやディザスタリカバリなどに使える企業向けのクラウドストレージ「Yahoo!クラウド ストレージ」の提供を開始しました。
Yahoo!クラウド ストレージは、すでにYahoo!のサービスのために運用されている大規模なデータのためのストレージや高速通信回線などのインフラの上に構築されており、実績ある安定性や信頼性がメリット。
クラウドストレージAPIはAmazon S3互換相当で、リソース管理のWebAPIはREST形式。保存されたデータは自動的に多重化による冗長性が確保されるとのこと。コンテンツデリバリネットワーク(CDN)機能も提供されるため、コンテンツの大規模配信にも利用できます。
利用可能容量に制限はありませんが、1ファイルあたりのサイズは5GBまで。価格は1GBあたり10円で、ほかにネットワーク転送量に比例した料金が課金されます。
NoSQLのサービスも開始予定
Yahoo! Japanはこれを手始めに、同社のインフラを運用している同社傘下のデータセンター事業者であるIDCフロンティアとクラウドストレージおよびデータベース分野のサービスを強化。
今後はNoSQLの分散データベースである米Basho TechnologiesのRiakを用いた大規模データベースサービスなども展開していくと説明。Yahoo!が少しずつクラウド市場への参入を強めています。
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