マイクロソフト、無償のWindows 8対応開発ツール「Visual Studio Express 2012 for Windows Desktop」リリースを表明
マイクロソフトが提供しているVisual Studioの無償版、Visual Studio Expressの次バージョンでは、無償版ではWindows 8のMetroスタイルアプリケーションしか開発できなくなる。先月5月18日に公開されたマイクロソフトのブログThe Visual Studio Blogのエントリ「A look ahead at the Visual Studio 11 product lineup and platform support」でこのことが説明されると、オンライン上で落胆の声が相次いで表明されました。
これらの声を受けてマイクロソフトは前言を撤回、デスクトップアプリケーションに対応した無償版の「Visual Studio Express 2012 for Windows Desktop」を提供すると、ブログで表明しました。
we heard from our community that developers want to have for Windows desktop development the same great experience and access to the latest Visual Studio 2012 features at the Express level.
私たちはコミュニティからの、Windowデスクトップアプリケーション開発においても最新のVisual Studio 2012 Express製品を通じて同様の体験をしたい、という要望を聞きました。
Today, I’m happy to announce that we will add Visual Studio Express 2012 for Windows Desktop to the Visual Studio 2012 family.
本日、幸いなことにVisual Studio Express 2012 for Windows DesktopをVisual Studio 2012製品群に追加することを発表させていただきます。
言語別から目的別に分かれるVisual Studio Express
現バージョンのVisual Studio 2010 Expressは、言語別に「Visual Basic 2010 Express」「Visual C++ 2010 Express」「Visual C# 2010 Express」そしてWebデベロッパー向けの「Visual Web Developer 2010 Express」に分かれていました。
次バージョンとなるVisual Studio Express 2012は、先月のブログによると目的別に製品が分かれて「Visual Studio Express for Windows 8」「Visual Studio Express for Windows Phone」「Visual Studio Express for Windows Azure」が用意され、今回そこに「Visual Studio Express for Windows Desktop」が追加されることになるようです。
Visual Studio 2012はすでにリリース候補版が登場しており、Windows 8と同時にリリースされると期待されています。2~3カ月以内には製品版になるのではないでしょうか。