米スタートアップに人気のWebホスティングはAmazon、メールはグーグル。Y Combinatorの調査2011年版
西海岸の著名なベンチャーキャピタル「Y Cominator」。同社が支援するスタートアップ企業248社が、どのホスティングサービスあるいはクラウドを使っているのか、同社は以前から公開しています。
3年前の2009年にPublickeyで公開した記事「スタートアップに人気のホスティングサービスはSoftLayer、Amazon、Slicehost」では、表題通りSoftLayerやAmazonが人気でした。現在はどう変化しているでしょうか? 今年公開されたデータを見てみましょう。
2012年1月時点のデータ「Chart of Y Combinator startups companies' hosting decisions, 2011 edition」によると、WebホスティングのトップはAmazonが抜きんでており、続いてRackspcace、そしてSoftLayerが続いています。
続いてメールのホスティング先。こちらはグーグルが圧倒的です。Google Appsを使っているということなのでしょう。
Y Combinatorの投資先は248社。Amazon、グーグルの地位固まる
2009年のデータと今回のデータを比較してみると、まずY Combinatorの支援先が67社から248社に大きく増加していることに驚かされます。
そして、2009年、今年ともにWebホスト先としてトップはAmazon、メールホスト先としてトップはグーグルと首位は変わらず、しかもシェアを伸ばしています。両者の地位はこの3年で一層固まっていると見ることができそうです。
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