正式発表:VMwareのCEO ポール・マリッツ氏退任、EMCのパット・ゲルシンガー氏が後任
VMwareは、CEOであるポール・マリッツ氏の退任と、後任としてEMCのパット・ゲルシンガー氏が着任することを正式に発表しました。
プレスリリースから引用します。
VMware today announced that Paul Maritz will be succeeded in the post as Chief Executive Officer of VMware, effective September 1, 2012, by Pat Gelsinger, currently president and chief operating officer, EMC Information Infrastructure Products. Maritz will remain a board member of VMware and will take on a new technology strategist role at EMC.
VMwareは、CEOのポール・マリッツが9月1日をもって退任、後任がパット・ゲルシンガー、現EMC 情報インフラストラクチャ製品部門のプレジデント兼CEOになることを発表しました。マリッツはVMwareの取締役会に残り、EMCでニューテクノロジーストラテジストの役職につきます。
x86のキーパーソンだったゲルシンガー氏
ポール・マリッツの退任は、昨日の記事「VMware CEO ポール・マリッツ氏が退任との報道」でお伝えしたように、米国では昨日から噂として報道されていましたが、確定情報として発表されました。
後任となるパット・ゲルシンガー氏は、インテルのCTOを長年にわたって務め、ミスターx86とも呼ばれていた人物です。2009年にEMCへ入社しています。
プレスリリースの中でゲルシンガー氏はVMware就任にあたり以下のような抱負を述べています。
The next generation of software defined-datacenters will be built by combining software with standardized hardware building blocks. VMware is uniquely positioned to be the leader in this endeavor and deliver a whole new level of value to customers and its existing important ecosystem partners.
次世代のSoftware Definedデータセンターは、ソフトウェアと標準化されたハードウェアのビルディングブロックで構築されるだろう。VMwareはそのリーダーになるべく努力の中で、顧客やエコスシテムを構築する大事なパートナーに対して全く新しい価値を提供していくユニークな立場にある。
データセンターでは、x86サーバ上で仮想サーバだけでなく、仮想ネットワーク機能さえもが構築されようとしている現在、そのx86アーキテクチャのキーパーソンであったゲルシンガー氏はVMwareでどのような手腕を発揮するのでしょうか。
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