マイクロソフトの「TouchDevelop」、Webブラウザで動くタッチUIのための新型開発環境がプレビュー公開
マイクロソフトは、Webアプリケーションを開発する新型の開発環境「TouchDevelop」プレビュー版の無償公開を、11月27日に開始しました。
タッチ対応の開発環境、作ったアプリもタッチ対応
これまでTouchDevelopはWindows Phoneアプリケーションの開発環境でしたが、今回公開されたのはWebアプリケーションを開発できる「TouchDevelop Web App」。タッチ操作で開発ができ、そして開発されるWebアプリケーションもタッチ対応なのが特徴です。
スタート画面は上記のようにWindows 8風ですが、TouchDevelopはWebアプリケーションとして提供されている開発環境で、さまざまなデバイスのWebブラウザに対応しています。
- PC上のInternet Explorer 10、あるいはChrome、Firefoxの最新バージョン
- Windows RTが走っているMicrosoft Surfaceあるいはその他のデバイス
- iPad 2もしくはそれ以後
- iPhone 4もしくはそれ以後
- Android Phone、もしくはAndroid Tablet上のChrome
- MacOS上の最新版のSafari、Chrome、Firefox
例えばこれはサンプルアプリケーションとして公開されている「Touch-Tetris」の画面。タッチ対応のテトリスです。Webブラウザ上の開発環境から、そのままWebアプリとして実行できます。
ソースコードもこのように見て編集できます。TouchDevelopの開発者によるブログの解説では、TouchDevelop では画面の下に「予測的オンスクリーンコードキーボード」を表示して、その場面で必要と思われる選択肢をタッチすればよくなっているため、キー入力をほとんどしなくても開発が進められ、さらにプログラミング言語もタッチ最適化をしています。
TouchDevelopで開発したアプリケーションは開発環境でこのまま実行するだけでなく、Windows StoreもしくはWindows Phone Storeへエキスポートして収益を得ることもできるとのことです。
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