分散リアルタイムデータベース「SenseiDB」がオープンソースで公開。LinkedInのインフラとして開発
テキストなど非構造化データのデータベース機能とサーチエンジン機能を兼ね備えた分散リアルタイムデータベース「SenseiDB」が、オープンソースとして公開されています。
SenseiDBとは先生DBの意味らしく、「Sensei (先生) means teacher or professor in Japanese」と説明があり、ロゴにも「師」の文字が使われています。なぜ先生なのか、その意味について以下のように説明があるのですが……
This name indicates that the system can be used in place of Oracle database in many applications.
この名前が示しているのは、このシステムが多くのアプリケーションにおいてOracleデータベースで使われているところで利用可能だということです。
TeacherやProfessorとOracleのあいだには、どんな関係があるのでしょう。どなたかコメント欄やTwitterなどで教えてください。
SenseiDBの主な機能は以下のようになっています。
- 全文検索
- 高速なリアルタイムアップデート
- 構造的ファセットナビゲーション(ドリルダウン検索的なもの)
- 高速キーバリュールックアップ
- 大規模並列アップデートやクエリーにおける高速性
- Hadoopインテグレーション
SenseiDBはソーシャルネットワークのLinkedInを支えるために開発されたとのこと。
SQLライクなBQLを搭載
SenseiDBはACID特性を備えており(ただしRDBMSのような強い一貫性ではなく、リラックスした一貫性のようです)、それでいてスケーラビリティ(Elasticity)も備えていて、問い合わせ言語としてSQLライクなBQLを搭載しているとのこと。
アーキテクチャは次のようになっています。Webサイトから引用。
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