米ヒューレット・パッカード、PUE1.05の最新データセンターを丸ごと販売開始。「HP Performance Optimized Datacenter 240a」
「2000台のHP ProLiantサーバとHP Integrityサーバを搭載し、計算能力はおおよそ2万スクエアフィート(約1.8平方キロ)の次世代データセンターと同等」(プレスリリース)のデータセンター「HP Performance Optimized Datacenter (POD) 240a」を、米ヒューレット・パッカードが発表しました。
POD240aは、電源、空調、サーバ、ネットワークなど一式が詰め込まれた、いわゆるモジュール型のデータセンター。ただし貨物用コンテナなどを用いるものと比べるとかなり大型で、内部にも人間が中に入って作業するのに十分な空間が設けられています。発表のプレスリリースから引用します。
One of the biggest pain points we hear from our customers is how to add compute space quickly and cost effectively—EcoPODs address that
顧客が訴える最大の問題は、いかにして迅速かつ経済的に計算容量を増加するかだった。EcoPODはそれを解決する。
PUE 1.05の高効率
POD240aを紹介するビデオから、外観と内部を紹介します。
人と比べると、EcoPODがかなり大きいことが分かります。
内部は十分な空間。
POD240aの大きな特徴は効率性が高いことで、空調を効果的に行う構造などによって、データセンターの効率性を示す数値PUEが1.05と非常に低いことをアピールしています。
POD 240aはテスト済みの状態で出荷可能、設置して電源を用意すれば短期間で稼働開始できます。
高効率の最新データセンターといえば、大手データセンター業者による研究と大規模投資が必要と考えられていました。しかしいまやパッケージされた製品として、お金を出せば買うことができるようになったのですね。